
日本を感じさせる楽器、琴
「ミ・ラ・シ・ド・ミ・ファ・ラ・シ・ド・ミ・ファ・ラ・シ」。13本のお琴の基本の音の並びです。
この音の並びを聴くと日本を感じます。これを平調子といいますが、これが基本の形です。
代表的な「さくらさくら」「六段の調べ」も、この調子を使います。
私がこの音を初めて奏でたのは5歳の頃でした。
祖父の祖母の形見として、昔から我が家にお琴が置いてあったのがきっかけで習い始めました。
子供の頃は、周りの友達はみんなピアノやバレエを習っていて、お琴を習っているのはお年寄りばかりでした。
ちょっとした孤立感はありましたが、私は私なりに、お琴が好きでした。 誰でもがやっていない事を、自分はやっていると言う充実感もあったのでしょう。
今では、子供の頃からお琴を習っていて良かったと思う事が多い気がします。
お琴の音色はとても柔らかく、独特な味があります。
外を歩いていて、ふとお琴の音色が聴こえると、誰しも「お琴だ」と分かる音でもあります。
最近ではメディアでも和楽器、邦楽を中心にされている演奏者の方々が取り上げられているので、 私が習い始めた頃に比べると、随分身近な存在になってきたように思います。
歳を取っても違和感無く続けられるし、歳を取ってからでも始められる楽器だと思います。
何より「飽きの来ない楽器」だと、私は1番感じるのがこのお琴です。